5/10配信のAbleton Meetup Tokyo Vol.40に出演するオカモトタカシさんは、愛知のAbleton認定トレーナーでもあり、ゲーム音楽の作曲家。今年、ゲームサウンドを制作する12sound合同会社として法人成りしました。おめでとうございます。
今回のオカモトさんは、「自作プリセットを使ったスピード制作術」と題して20分で曲を作るプレゼンテーションに挑戦しますが、オカモトさんが多用するのは、自作プリセットを使って制作時間を短くするテクニック。
この自作プリセットの一例はableton.comのインタビュー記事の「オカモトタカシの作成したラックを無料でダウンロードする*」からダウンロードできます。オリジナリティを出すために、Liveプロジェクトをテンプレートとして使わず、敢えてラックの自作プリセットを多用する話は、共感できるものがありました。
ここからはオカモトさんの手がけた作品を紹介していきたいと思います。
まずはPS4/Switch/PCでリリースされた『Re:ゼロから始める異世界生活 偽りの王選候補』
この曲ではストリングスなどオーケストラの楽器を多用しています。オカモトさんは、Suite 11にも収録されているSpitfireをはじめ、主要メーカーのこうした音源をほとんど所有しているそうです。音源のメーカーによって音のキャラが異なるため、曲調などでこれらを使い分けているそうです。
続いては、40代には懐かしいレトロゲーム「忍者じゃじゃ丸」のリメイク版。この曲は子どもの頃大好きでした。
オカモトさんの音楽的ルーツであるUKのジャズファンクやアシッドジャズを感じさせるリメイクで、ウワモノの音源はほとんどWaveTableだそうです。
こちらはニンテンドー3DSで発売された「テラフォーマーズ 紅き惑星(ほし)の激闘」。人類とテラフォーマーとの戦いを描いたゲームで、ゴキブリとかアシダカグモとか個人的にはお目にかかりたくないワードが出てきますが、そのものずばりの描写はないです。笑
こちらはゲームの内容からしてロックな曲が多い印象。オカモトさんはキーボーディストですが、鍵盤でギターのフレーズを弾くのが好きだそうです。
このほか、オカモトさんの関わった作品は「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwiki」にも載っていますので、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/6828.html
Ableton Meetup Tokyo Vol.40 Live 11 Edition feat. オカモトタカシ / Takashi Okamoto
そんなオカモトタカシさんをフィーチャーしたAbleton Meetup Tokyo Vol.40は5/10（月）9PMから配信！ホストMCは「Hola〜」でお馴染みのDIEZONEです。
視聴は無料です。こちらからどうぞ！
On Air : 5/10(Mon) 21:00 (JST)
Presentation: 「自作プリセットを使ったスピード制作術」by オカモトタカシ (Ableton Certified Trainer, Aichi)
MC : DIEZONE (SUNNY/BLACKSHIP)
配信URL
https://youtu.be/1SHA3l1uisE
Facebookイベントページ
https://fb.me/e/1j2iaxS3f
オカモトタカシ
オカモトタカシはビデオゲームサウンドデザイナー、作編曲家、キーボードプレイヤーである。2004年にインハウスのゲームサウンドクリエイターとしてキャリアをスタート。
2009年に独立し、数多くのクライアントワークに従事してきた。エレクトロニックなトラックから、シネマティックでオーガニックな楽曲まで幅広く制作する。ゲームBGMの作編曲はもとより、MAやサウンドエフェクトのデザインまでを手がけるオールラウンダーである。
近年ではオーディオミドルウェアを活用したインタラクティブな音響デザインにも精力的に取り組んでいる。
Ableton LiveはVer.6より導入。DeviceRackを活用し制作の効率化を追求している。
指導歴も豊富であり教育機関でのクラスレッスンから個人レッスンまで多数の実績を有する。特に個人レッスンでは音楽理論、キーボード演奏から音響技術、シンセサイザーマニピュレーションまで受講生の要望に対してカスタマイズした内容を提供している。
Twitter
https://twitter.com/t_okmt_12sound
ゲームサウンド制作 12sound合同会社
https://12sound.com/