3/20開催のAbleton Meetup Tokyo Vol.29、コロナウイルスの動向を注視しながら準備を進めていますが、アメリカのSXSWも中止になり、いよいよ世界的な流行になりつつあります。
そんな最中、出演者紹介の2人目は、ヴォイス・アーティストの細井美裕さん。
歌を歌うというよりは自分の声をシンセサイザーのような楽器にするアーティストです。
彼女の作品「Lenna」は、YCAMでは22.2ch・ICCでは無響室で展示され、第23回文化庁メディア芸術祭アート部門で新人賞を受賞しました。おめでとうございます。
その細井さんは「道具を問わないコンセプト」というテーマで、生まれたアイデアをどう実装していくか、細井美裕+石若駿+YCAMの作品「Sound Mine」を例に紹介してくれます。
ちなみに「Lenna」の22chバージョンはOTOTOYで配信されいます。22chをどうやって再生するのか疑問に思うかも知れませんが、マルチチャンネルオーディオをテストする素材としてはうってつけだったりします。
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細井 美裕
1993年愛知県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。大学在学中からヴォイス・プレイヤーとして数々の楽曲、サウンド・インスタレーションに参加。ミュージシャンとテクノロジストとの橋渡しを行いながら活動する。
2016年京都市交響楽団と共演。
2019年「オープン・スペース 2019 別の見方で」/NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]無響室において22.2chで制作した「Lenna」の2ch版を無響室にて発表、山口情報芸術センター[YCAM]では22.2chで発表。同年6月に「Lenna」を含むファーストアルバム「Orb」をリリース。同楽曲は第26回日本プロ音楽録音賞ハイレゾリューション部門優秀賞・ニュープロミネントマスター賞を同時受賞。11月にはYCAMにて細井美裕+石若駿+YCAM新作コンサートピース「Sound Mine」を発表。
SHUREとMixcloudによる「SHURE24 : 世界のオーディオカルチャーをプッシュする24人」に選出される。