もう1週間経ってしまいましたが、1/23と2/6の2日間にわたり受講者参加型の取り組みとして開催させていただいたDIY Music Online Workshop、写真とともに振り返っていきたいと思います。
Photo by Jiroken
1日目(1/23)
今回のワークショップはオンラインですが、渋谷・道玄坂のFabCafe Tokyo に2Fの会場提供いただき、運営・講師陣だけは集まって配信を行いました。講師としてご協力いただいたALMF:これからのリベラルな音楽のためのアカデミー も、もともとFabCafeを拠点にオンラインで活動しています。
参加者がZoom上に集合したところで、司会進行のアキヒコ・CD HATAさんから、1日目の講師の大和さんへバトンタッチ。今回の参加者はAbleton Liveの利用経験はあってもMax for Live(M4L)については明るくないというところからスタートしていますので、まずM4Lとはという基礎的なところから説明していきます。
配信はKoyasさん。1日目の前半講義の後に休憩を挟み、ステップシーケンサーをM4Lデバイスとして各自組み立てるハンズオンに入っていきます。ここからはいよいよワークショップという感がありますね。
司会陣も含めて参加者各自講師にならって手を動かしますが、パッチを組み立てていく中でときどき不明点やうまく動かないトラブルがあるため、そのたびにオンラインで手厚くサポートいただきました。
全参加者が完成したステップシーケンサー(リズムマシン)を使って後ろの707の音をリズムマシンを使って鳴らせたところで、1日目は無事終了です。
2日目(2/6)
2日目の講師は大石さん。1日目のM4Lの知識をさらに応用するため、LiveのオブジェクトをM4Lで操作するのに必要なLive APIへの導入です。Live Object Model(LOM)の図を見てみますが、これだけではなかなか頭に入ってこないので早速手を動かしながら学ぶハンズオンに入ります。
2日目の目標は、ボリュームのような操作対象のパラメータをステップシーケンサー的に操作するデバイスの作成です。LOMも見て確認しながら結線してパッチを完成させていきます。
今回も無事に参加者が全員目標にたどり着き、ひと安心の講師陣。
2日目の余興として、講師陣の後方から支援いただいていたTAの大谷さんからもオリジナルのM4Lデバイスを紹介していただきました。ステップシーケンサーを改造して複雑系の計算モデルであるセルオートマトンにしてしまうというマニアックなもので、出音もなかなか前衛的でした。
最後に配信スタジオの様子です。脱落者が出ないようサポートをしながらの進行となりましたが、無事に全員ゴールに到達できました。次回のワークショップ企画については確定していませんが、またお知らせした際には是非ご応募お待ちしております。受講者・運営の皆様お疲れ様でした!