スケールとは?

愛知のAbleton Certified Trainer=吉澤俊樹さんをゲストに迎えたAbleton Meetup Tokyoも1週間後に迫ってきました。
今回は「スケール(音階)」をテーマに取りあげるのですが、これはなかなか説明が難しい概念です。webを検索すると各サイトで説明がバラバラで、スケールとは「1オクターブ内の音を基準の音から順番に並べたもの」とか「低から高の順に並べられた音のひとまとまり」のような書かれ方をしています。wikipediaを読んでも正直何書いてあるのかわからん…という方も多いでしょう。

西洋音楽では1オクターブを12音に分割しますが、この12音すべてを使う曲は多くありません。大抵の場合は使う音程を限定していて、その定義を「スケール」と呼びます。簡単な例だとピアノの白い鍵盤だけ弾くのはCアイオニアン・スケール(メジャー・スケール)になります。

Live11のスケール機能でCメジャー・スケールを表示

ではなぜこの小難しそうなスケールを取りあげるかというと、最近の機材やソフトウェア(PushやLive 11も)は、このスケールを指定する機能を搭載しているからです。スケールを指定するとそこから外れた音程が出なくなるので、音楽理論を知らなくてもそれっぽいメロディーやコードができる「作曲のお助け機能」になります。しかし、それもスケールの概念がよくわかっていないと活用できないので、今回の配信ではそのスケールの使いどころを吉澤さんに紹介して頂こうという訳です。

特に昨今のスマホ音楽アプリでは、ほとんどにスケール機能が搭載されています。音楽理論を知らないユーザーでも簡単に制作できるとか、タッチスクリーンと相性が良く、限られた画面サイズで効率よく演奏できる、など理由は様々考えられますが、今後はスケール機能を使った制作が主流になっていくと思われます。

Abletonのサイトでもスケールを学習

ここまで読んで、スケールに興味を持ったけどやっぱりよくわからない!という方はAbletonのヘルプコンテンツ「Learning Music」でお勉強することもできます。スマホにも対応していてわかりやすいコンテンツなので是非お試しください。

https://learningmusic.ableton.com/ja/notes-and-scales/keys-and-scales.html

特にこの章の最後にある「ノートとスケールを演奏してみよう」は参考になるでしょう。スケールとキーが変わると曲の雰囲気もガラッと変わることがわかると思います。

Ableton Meetup Tokyo Vol.43は9/28 PM9から配信

そんなタメになりそうなAbleton Meetup Tokyo Vol.43の詳細はこちら。配信は9/28(火)21時より、AMTのYouTubeチャンネルから無料でご覧頂けます。
お楽しみに!

カテゴリー: NEWS

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