Ableton Meetup Tokyo Vol.56、今回は満員御礼まことにありがとうございました。早いものでCUBEで開催するのはもう5回目。運営もだいぶこなれてきましたが、このイベントは夕方に軽食を出す必要があるくらい設営が長いのです。
開始直後に焼き鳥や焼きおにぎりが並んでいたのは関係者用の賄いだったのですが、食べ物の到着がオープン後になったので、立ち飲み屋スタイルで振る舞いました。これもこれで楽しかった。笑

トップバッターの登壇者は、この手のプレゼンテーションは初めてというDO SHOCK BOOZE。彼は、ヘッドルームを開けたりや曲を3つに分解にしてそれぞれコンプをかけたりと、彼が普段どんな事を考えてミックスしているのか話してくれました。ミックスという作業が身近に感じられるいいプレゼンテーションだったと思います。

2番目はいつも通り素晴らしいプレゼンテーションのSakura Tsuruta。今回は、曲作りを終えミックスダウンという作業を始めるには最初に何をするのかという、まさに今回の企画でお伝えしたかった内容そのもの。会場も立ち見が満員になるほどで感無量でした。これは早く動画編集して共有しなければならないという使命感にかられます。

3番目の登壇者はAbleton認定トレーナーの宮川智希さん。Sakura Tsurutaさんの続きのような内容で、ミックスダウンで音像を変えるテクニックを紹介してくれました。
普段はSleep Freaksでのオンラインレッスンや動画の出演が多い方ですが、オフラインイベントで見られるのは珍しい機会だったと思います。
最新の便利そうなプラグインが立て続けに出てきてこちらも勉強になりました。エフェクトのオン/オフした時の音量を揃えられるMax for Liveデバイス=NOIR LAB Volume Buddyは早速購入しました。

Touch&TryもAIAIAIのモニタースピーカー=UNIT-4を国内初展示。設置からイベント終了までずっとバッテリーで駆動していて、ワイヤレスでもスペックから予想する以上にレスポンスがよかったです。
当日デモを担当してくれたAIAIAIアンバサダーのRobも楽しんでくれたようで何よりです。ただ、クラブという騒がしい環境だと音質はやっぱりよくわかりませんでした(すみません)。有線接続と無線接続で音質比較してみたいですね。

今回は新たな試みとしてクラブでミックスダウンの特集をしました。以前は、ミックスダウンを解説するにはエンジニアが講師となり、ちゃんとしたモニター環境を得るためスタジオを借りて少人数でやるべき、という先入観みたいなものがありました。
となると、料金も高額になり参加する側のハードルもあがります。そこまでのガチなミックス講座ではなく、もう少しアクセスしやすい環境で、アーティストによるミックスの話が聞けたらよいのではないかというのが今回の狙いです。
クラブはお世辞にもモニター環境が良好とはいえませんが、ミックスに向けた準備とか最初にするべきことのような入門編の話は、スタジオのような専門設備がなくてもできると思いました。

何はともあれ、2024年幸先よいスタートを切れたイベントになりました。重ね重ね、お客さんと関係者の皆さまありがとうございました。次回のAbleton Meetup Tokyoは4月頃の開催となります。今回の写真と動画は後ほど展開していきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

KOYAS

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