2021年最初のAbleton Meetup Tokyoライブ配信では、そろそろリリースも近そう?なLive 11を特集。今回のゲストは札幌のAbleton認定トレーナー=Junichi OGURO | 大黒淳一が出演して、1/20(水)の午後9時から配信します。
彼は作曲の他に、立体音響やフィールドレコーディングを手がけ、Abletonの公式サイトの動画シリーズ「One Thing」にも出演。コロナ禍の中では、遠隔地のAbleton Live同士でMIDIベースのセッションを可能にする「Share MIDI And Party!」を開発して、自身のレーベル43dからアンビエントアルバム「Dune」もリリースしています。
今回Junichi OGUROは、“MPE & Randomize”と題して、Live 11の新機能の中からMPEとランダマイズにフォーカスしたプレゼンテーションを行います。
MPEとは、MIDIの新しい規格”MIDI Polyphonic Expression”のことで、和音のパラメーターを拡張して、和音に含まれるそれぞれのノートの音程や音色を変えられるようにしたもの。MPEは字面ほど難解なものではありませんが、2018年に制定されたばかりの規格のため、MPEを未体験の方も多いでしょう。
彼はそのMPEのデモをしながら、Live 11のランダマイズ機能を組み合わせて、Liveパフォーマンスやトラック制作に新たな視点を作り出す方法を紹介します。
ホストは東京のAbleton認定トレーナーKoyasがつとめ、Live 11に関するQ&Aの時間も設けます。
視聴は無料で、Ableton Meetup TokyoのYouTubeチャンネルからご覧頂けます。お楽しみに!
プログラム概要
タイトル:Ableton Meetup Tokyo Vol.35 Live 11 Edition feat. Junichi OGURO
配信日時:2021/1/20 (水) 21:00〜22:00
配信プラットフォーム:YouTube Live
出演者
Guest : Junichi Oguro (Ableton Certified Trainer, Sapporo)
Host : Koyas(Ableton Certified Trainer, Tokyo)
Junichi OGURO | 大黒淳一
大黒淳一は音楽領域を拡張するサウンドアーティスト、作曲家、プロデューサー。 Live Ver1.0から使用してSONYやユニクロのTVCMなど様々な商業音楽とリリースを行なっている。 近年ではサウンドアーキテクトとして日本初の43.4ch立体音響システムの商業施設などを手掛けている。
また世界各地を巡りフィールドレコーディングを行い、そのアーカイブも含めて先端的な音をアウトプットする目的で設立されたアンビエントレーベル”43d”を主宰している。
作家としても現代美術でサウンドアート作品の発表を国際展などで行っており、拠点とする札幌の大学では非常勤講師としてAbleton Liveを使用した講義も行なっている。
Koyas
Koyasは東京を拠点に活動しているアーティスト/プロデューサー/DJであり、エレクトロニックなライブ・パフォーマンスやコラボレーションにフォーカスしたレーベルpsymaticsを運営している。
彼はDJ Yogurtと共同で音楽プロデュースを開始し、アンビエント·テクノのアルバムをリリースする傍、曽我部恵一BAND、奇妙礼太郎、ケンイシイ等のリミックスも手がけた。
その後、彼は自身のレーベルpsymaticsは2013年に設立。翌年にはCD HATA (Dachambo)との即興演奏をベースにしたエレクトロニック作品を発表。現在では彼が他のアーティストとのコラボレーションした音源シリーズをリリースしている。
KoyasはLive 3からのユーザーであり、その音楽制作やレーベル運営に関する知識を活かし、雑誌やウェブ媒体に記事も寄稿や翻訳をしている。また、プロフェッショナル·ユースでのLiveに関するテックサポートやプライベートレッスンなども提供している。
彼は2014年にAbleton認定トレーナーとなり、翌年に東京のAbletonユーザーコミュニティー=Ableton Meetup Tokyoを立ち上げた。パンデミックの中ではオンラインに移行しながら、現在も定期的にミートアップイベントを開催している。