AbletonがLive 11.3のパブリックベータテスト(開発途中のLiveを一般公開してバグを減らすテスト)を開始しました。この11.3でアツいのは新たに追加されるDriftというシンセサイザー。しかもLiteからSuiteまで全エディションで使用することができます。

このDriftはアナログシンセサイザーを模したインストゥルメント。シンセとしてはオシレーター2基/エンベロープ2系統/LFOなどオーソドックスな構造ですが、特筆すべきは音の良さ。Driftを読み込み、Shapeのツマミを上げるだけで思わず「おお〜」となるでしょう。LFOも超高速になるのでエグい音も簡単に出てきて、いまどきのアナログシンセサイザーを感じさせるサウンドです。

また、Driftというパラメーターがあり、この数値を上げていくと、1音ごとに音程やフィルターのカットオフが微妙に変化して、アナログらしい不安定感を出してくれます。

他にもLive 11.3ではAnalog/Collision/Electric/TensionがMPEに対応したり、他のデバイスもMPE周りが強化されています。
このLive 11.3はまだ正式版ではないですが、Live 11のパブリックベータテストと同様にcentercodeというサービスを使用しています。Live 11のベータテストに参加した方は、centercodeにログインするとベータ版をダウンロードできます。まだの方はアカウントを作るとダウンロードできますが、多少順番待ちになるかもしれません。
なお、現行のLive 11.2.10と同じマシンにインストールしても基本的には問題ないようです。

いままでLiveでアナログシンセを模したインストゥルメントはAnalog位しかなかったので、このDriftが正式版の11.3で使えるようになるのが楽しみです。

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