Ableton認定トレーナーのKoyasです。自サイトにも書いていますが、昨年9月からベータテストが続いていたLive 11.1がリリースされました㊗️
なんといっても目玉はAppleシリコンにネイティブ対応したところ。そのためMacユーザー向けなアップデートではありますが、いつもの通り新エフェクトのShifterやMax for Liveデバイスなど他の機能も追加されていたり、細かい部分に手が入り音質向上などもしています。

M1搭載Macで11.1を動かすと、11.0よりだいぶ早くなります。僕は24インチのiMac使っていますが、11.1ベータ版の時でもCPUメーターが4割くらい減った感覚でした。

Abletonのナレッジベースでは、既にLive 11.1向けのサポート情報が公開されています。特にプラグイン周りは注意すべきところがあるので、アップデート前に要チェック!
CPUが変わったので色々大変ですが、PowerPCからIntelに変わったとき(15年くらい前…)よりは楽になったと思います。

Live 11.1にアップデートする

MacではアプリケーションがUniversalビルド(Appleシリコンネイティブ対応)とIntel専用ビルドに分かれます。自動アップデートされないので、Abletonのサイトからインストーラーをダウンロードする必要があります。

Live 11.1で音が以前と違って聞こえる

アナログモデリングのフィルターが改善されたので、これらを使っているデバイス(AutoFilterとかWavetableなど)の音が変わったそうです。きっと良い方向に。

MacのLive 11.1でプラグインを使用する

CPUが変わると、プラグインの互換性が一番の悩みどころになるでしょう。現状のUniversal版で使えるプラグインは、Appleシリコンにネイティブ対応したVST2/VST3プラグインのみとされています。
ところがIntel用にビルドされたAUプラグインも、macOS搭載の変換ツール“AUHostingCompatibilityService”を勝手に経由して、Liveからも認識するし、実際にロードもできてしまいます。すると、そのプラグインのVST版がLiveから認識できなくなってしまうのでご注意ください。

Live 11.1でMax for Liveの波形表示に問題がある

標準搭載されているMax for Liveデバイス(LFO/Shaper/Envelope Followerなど)をMax上で編集すると、波形表示がおかしくなる場合があるそうです。カスタマイズ派の方はご注意ください。

Rosettaを介してLiveを使用する(Live 11.1)

使いたいVSTプラグインがAppleシリコンにネイティブ対応していないんだけど、どうしても使いたい時ってありますよね?(あるある)
そういう時は、Rosetta経由でLiveを起動することにより使用できるようになります。11.0と同じ状態になるので、どうしてもアレを使いたい…という時に使う緊急避難的な手段です。
もちろん、使用するプラグインがすべてAppleシリコンにネイティブ対応していればこれを行う必要はありません。

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